この記事では、「郷士」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「郷士」の正しい読み方は「ごうし」と「きょうし」どちら
「郷士」の読み方として考えられるものに、「ごうし」と「きょうし」があります。
「ごうし」と「きょうし」の二つの読み方のうち、「郷士」の正しい読み方はどちらでしょうか。
正しい読み方の結論
「郷士」の正しい読み方の結論は、「ごうし」が正しい読み方になります。
「郷士」の言葉で使われている「郷」という漢字の訓読みは「さと」、音読みは「キョウ・ゴウ」と読みます。
「郷士」は「きょうし」とも読めそうに感じますが、江戸時代の武士身分と関係する用語の「郷士」の読み方は「ごうし」と決まっています。
そのため、「郷士」を「きょうし」と読むのは明らかな誤読となるのです。
「郷士」の意味
「郷士」の意味は、「城下町に住んでいなくて、農村・郷村に住んでいた武士」を意味しています。
「郷士」というのは、「城下町に住む家中武士よりも一段低い身分とされた武士+普段は士業以外の農業などの生業を持っていた農村に住む武士」のことを指しているのです。
「郷士」は兵農分離体制の例外的身分ですが、それが置かれた理由には「農村の効率的支配・藩の財政難・農民町民の士族への取り立て」などがあります。
「郷士」の言葉の使い方や使われ方
「郷士」の言葉の使い方・使われ方を示すため、この言葉を使った例文を以下で紹介します。
『薩摩藩では城下町の士族から差別されていた郷士たちが中心となって、倒幕・明治維新を成し遂げました』
・『郷士の日常は農民と変わらないことも多く、半農半士のような暮らしをしていました』
・『郷士の呼び方は地域によって違いがあり、薩摩藩では外城家中、土佐藩では一領具足などの呼び方がありました』
まとめ
この記事では、「郷士」の正しい読み方「ごうし」とその意味を紹介しましたがいかがでしたか?「郷士」の読み方・意味・使い方を調べたいときは、この記事の内容をチェックしてみてください。