この記事では、「鍔」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「鍔」の正しい読み方は「ガク」と「つば」
「鍔」の正しい読み方は、音読みで「ガク」、訓読みで「つば」です。
「鍔」という漢字の字義は、「刀剣のつばの部分・刀のやいばの部分」にあります。
「鍔」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「鍔」は漢字一文字で「咢」のつくりの部分だけでも「ガク」と読むため、間違った読み方はしにくいでしょう。
ただし、「鍔」という漢字は「鰐」と見た目が似ているので、「鍔」を知らない人の場合には「わに」と間違って読んでしまう可能性はあります。
「鍔」を使った熟語
「鍔」という漢字を使った熟語とその意味を分かりやすく紹介していきます。
「鍔迫り合い」
「鍔迫り合い・鍔競り合い」という熟語の正しい読み方は、「つばぜりあい」になります。
「鍔迫り合い」の意味は、「相手の刀を鍔元で受け止めた形でお互いに押し合っているさま」になります。
その意味が転じて、「実力にほとんど違いがなく、どちらが勝つか分からない状態で勝負をしているさま」の意味も持つようになりました。
「鍔元」
「鍔元」という熟語の正しい読み方は、「つばもと」になります。
「鍔元」というのは、「刀の刃の部分がつば(鍔)に接しているところ」を意味しています。
「物事がギリギリで差し迫った状態・緊迫状態」の意味合いも持っています。
「鍔際(つばぎわ)」も「鍔元」と似た意味を持つ類語です。
「鍔音」
「鍔音」という言葉の正しい読み方は、「つばおと」になります。
「鍔音」の言葉は、「刀の鍔の部分で相手の刃物による攻撃を受け止めたときに出る音」を示唆しています。
また「自分が刀を抜くときに、刀身の鯉口がつばにカチャリと当たって出る音」の意味でも使われます。
まとめ
この記事では、「鍔」の正しい読み方が「ガク・つば」であることを示しました。
「鍔」の間違いやすい読み方や「鍔」を使った熟語の意味についても解説していますのでチェックしてみてください。
