この記事では、「霜」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「霜」の正しい読み方は「そう」と「しも」
「霜」は音読みで「そう」、訓読みで「しも」と読む言葉です。
「霜」は、「0℃以下まで冷却された空気中の水蒸気が植物や地面などの表面に付着してできる氷の結晶」のことを意味します。
また、「霜のように白いもの」や「年月」という意味も含まれています。
「霜」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「霜」の間違いやすい読み方は「つゆ」や「かすみ」です。
「霜」と同じ「あめかんむり」の部首を使った漢字に「つゆ」と読む「露」や、「かすみ」と読む「霞」などがあります。
「露」も「霞」も気象に関する意味を含むことから「霜」と取り違えそうになるかもしれませんが、「霜」は「そう」または「しも」と読むのが正しい言葉となります。
「霜」を使った熟語
次に、「霜」の字を使った熟語を紹介します。
「霜柱」
「霜柱」は「しもばしら」と読む言葉で、「冬の時期に地表に立ち並ぶ細い氷柱の集まり」を意味します。
土の内部に含まれる水分が、毛細管作用によって地表に滲み出て凍結することで生じるといわれています。
「晩霜」
「ばんそう」と読む「晩霜」は「初夏の時期に降りる霜」を意味し、「遅霜」と呼ばれることもあります。
育ち始めた植物の芽や葉を傷つけ、農作物に悪影響を及ぼします。
「霜鬢」
「霜鬢」は「そうびん」と読む熟語で、「霜が降りたかような白い鬢の毛」「白髪」のことを示します。
「年老いた人」を形容するために使われることもあります。
まとめ
「霜」の正しい読み方は「そう」および「しも」です。
同じ部首の漢字と取り違えて読まないよう注意が必要です。
「霜」を使った熟語も併せてチェックしておきましょう。
ぜひ漢字の正しい読み方を覚える参考にしてください。
