この記事では、「非ず」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「非ず」の正しい読み方は「あらず」と「ひず」どちら
「非ず」の「非」は、音読みで「ヒ」、訓読みで「あら(ず)」、「わる(い)」、「そし(る)」と読みます。
「非」を音読みで読むと、「ひず」となりますが、この読み方ではないようです。
一方、「非」を訓読みにすると、「あらず」と読むことができます。
正しい読み方の結論
「非ず」の正しい読み方は「あらず」です。
「非ず」は「ひず」ではなく、「あらず」と読むようにしましょう。
「非ず」の意味
「非ず」とは、「そうではない」、「~ではない」、「違う」という意味を表しています。
または、「~にない」、「存在しない」などの意味があります。
「非ず」の「非」は、「悪いこと」、「ふせい」、「責める」、あるいは「『あらず』で、~ではない」などを意味しています。
そのため、「非ず」は漢字の意味から見ても、「~ではない」と言う意味合いになります。
「非ず」の言葉の使い方や使われ方
・『「非ずもがな」とは、「なくてもすむ」、「ないほうがいい」という意味があります』
・『「なきにしも非ず」とは、「ないこともない」、「ないわけではない」、「少しはある」という意味を持っています』
・『「非ずんば」とは、「~でなければ」という意味を表しています』
まとめ
「非」が用いられている慣用句には、他にも「似て非なり(にてひなり)」があります。
見た目は似ているようで、実体はまったく異なるもののことを意味しています。
このように、「非ず」は慣用句で用いられることも多いので、知っておくと良いかもしれません。
「非ず」は「ひず」ではなく、「あらず」と読むことを覚えておきたいものです。