この記事では「鞍関節」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「鞍関節」の正しい読み方は「あんかんせつ」
「鞍関節」の正しい読み方は「あんかんせつ」です。
これは関節(かんせつ)の名前で、「鞍」を音読みで「アン」と読んでいます。
なお、「鞍」を訓読みで「くら」と読んで「くらかんせつ」と読んでも間違いにはなりません。
「鞍関節」の間違った読み方や間違いやすい読み方
漢字の「鞍」は、つくりが「安(やす)」になっていることから「鞍」を「やす」と読み、「鞍関節」を「やすかんせつ」と読んでしまう可能性があります。
「鞍関節」について説明
「鞍関節」とは、鞍の上に人が乗っているように重なっている関節のことです。
手の親指の付け根にある「手根中手関節」が該当します。
「鞍」とは人が馬に乗るため馬の背中にあてがう馬具のことです。
関節は二つの骨が組み合わさって、前後または左右に動かせるようになっており、球関節、顆状関節、平面関節などさまざまな種類があります。
そのうち、手根中手関節の形は鞍とその上に乗っている人で構成されているように見えるることから、そのような名前が付けられています。
この関節は可動域は大きくありませんが円のような動きをすることが可能です。
なお、体の中にある「鞍関節」は主根中手関節のみとされますが、肩にある胸鎖関節が「球関節」と「鞍関節」の機能を持ち合わせているといわれることもあります。
まとめ
「鞍関節」の正しい読み方は「あんかんせつ」または「くらかんせつ」です。
関節について専門知識のある方なら迷わず読めそうですが、「鞍」の読み方が難しいため、読み間違えやすい用語となっています。