「香具師」の読み方と意味とは?「かぐし」と「やし」の正しい読み方について詳しく解釈

「香具師」の読み方と意味とは? 読み方

「香具師」という言葉はどう読むのが正しい読み方なのでしょうか。

今回は、「香具師」の正しい読み方と意味について解説します。

「香具師」の正しい読み方は「かぐし」と「やし」どちら

「香具師」という言葉の読み方としては「かぐし」「やし」の2つが考えられます。

「かぐし」「やし」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。

正しい読み方の結論

「香具師」の正しい読み方は「やし」です。

「香」「色香」【いろか】「梅の香」【うめのか】など「か」と読み、「具」には「具材」【ぐざい】「器具」【きぐ】など「ぐ」と読みます。

「師」の読み方はは「師団」【しだん】「技師」【ぎし】など「し」です。

漢字の読み方を組み合わせると「かぐし」になりますが「香具師」の正しい読み方ではありません。

「香具師」の正しい読み方は「やし」です。

「香具師」の読み方は2字以上の漢字の組み合わせに対して言葉の意味に由来する読み方が当てられた熟字訓と呼ばれるものです。

「香具師」の意味

「香具師」とは、「祭りや縁日などの露店で商売する人」を指す言葉です。

江戸時代にはすでに成立していた商売で寺や神社などの門前で露店を出し商売する人たちを指します。

門前や境内は寺社奉行の支配地であり一般の商売人とは違う扱いであったことから独特の縄張りが形成されたのが「香具師」の始まりだとされています。

いわゆる賊な稼業であり店を構えてのまっとうな商売とは別物です。

「香具師」の言葉の使い方や使われ方

・『香具師の元締めに挨拶する』
・『啖呵売も香具師の仕事の一つだ』
・『香具師の数はどんどん減っている』

まとめ

「香具師」「かぐし」ではなく「やし」が正しい読み方です。

あまりなじみのない言葉ですが今でも現役で活動している人はいるので覚えておきましょう。

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