女へんに干と書く「奸」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。
今回は、「奸」の読み方と意味について解説します。
女へんに干で「奸」の読み方
「奸」の読み方は音読みでは「カン」、訓読みではで「おか?す」「よこしま」です。
「奸」の意味や解説
「奸」とは、「考えが悪いこと」「不貞」「行動が正しくない」などの意味を持つ言葉です。
人の考えや行動が良くないことを表します。
悪巧みが悪いなど悪い方向へと頭を働かせることを指し、暴力的な振る舞いや短絡的な行動など知恵の欠けるバイトではなく頭を使った悪さを表します。
どうやったら捕まらないか、どうすれば相手を陥れられるかなど悪いことをあれこれと考えて実行する様子に対して用いられる表現です。
実際に行動していない頭の中で考えているだけの悪いことに対しても使います。
特に悪いことを考える能力に優れているさまに対して用いられることが多く、誰でも思いつくような悪巧みや悪賢さではなく並の人には思いつけないような悪い考えを思いつく優秀さを表しています。
悪事の中でも罠や謀略、男女の淫らな関係など卑劣とされる行為に対してよく使う表現です。
「奸」の熟語での使い方や使われ方
・『奸計』【かんけい】
「悪いたくらみ」を意味します。
テロや暗殺、罠など卑劣な悪事の計画を指します。
正当ではない不当なやり方で利益を得ようとするたくらみに対して用いる表現です。
・『奸臣』【かんしん】
「主君に害を与える家臣」を指します。
自分が使えている主君を裏切り不利益をもたらす悪い家臣を指す言葉です。
頼りない部下や能力不足の配下ではなく敵勢力と通じるなど自分の意思で主君を裏切る悪辣な家臣を表します。
まとめ
「奸」は行動や考えが悪いことを表す言葉です。
裏切りなど卑劣なニュアンスを強く含む言葉なので意味を正しく理解して使いましょう。
