この記事では、「騙る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「騙る」の正しい読み方
「騙る」の正しい読み方は「かたる」です。
「かた・る」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「騙る」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「騙る」は「だまる」「かたよる」「あおる」などと間違って読まれることがあります。
「騙る」について説明
「騙る」の意味は以下の通りです。
1つ目は「言葉巧みに金品をだまし取ること」という意味です。
2つ目は「他人の地位や経歴、名前などを、自分のものとして使い、成りすますこと」という意味です。
「騙る」は動詞として「騙る・騙った」「騙られる」などと使われたり、名詞として「彼は騙りだ」などと使われたりします。
似た意味の言葉に「騙す(だます)」があり、「うそを言って、本当でないことを本当であると思い込ませること」という意味です。
「騙る」は「単に嘘をつくこと」、「騙す」は「相手に嘘を信じさせること」というニュアンスの違いがあります。
「騙る」の言葉の由来
「騙る」の「騙」という漢字は、「馬」と「門口にはりつける戸籍票」の象形です。
転じて「薄い軽い物が馬に乗る」、「人が軽々と馬に飛び乗る様子」という意味になり、更に転じて「うすっぺらい言葉で人を惑わす」という意味になりました。
「かたる」という読み方の語源は「語る」と同じで、「もっともらしく、巧みに話しかける」という意味です。
まとめ
今回は「騙る」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。