この記事では、「高貴」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「高貴」の正しい読み方は「こうき」と「たかき」どちら
「高貴な身分の女性」などの使い方で目にすることの多い「高貴」の読み方は「こうき」と「たかき」のどちらが正しいのでしょうか。
正しい読み方の結論
「高貴」の正しい読み方は「こうき」です。
漢字の「高」は音読みで「コウ」、訓読みで「たか」と読みますが「高貴」は、「高」と「貴」が音読み同士の組み合わせになっているので「たかき」とは読みません。
「高貴」の意味
「高貴」は、人や様子に対し「身分が高いこと」「品があって気高いこと」を表す時に使う言葉です。
漢字の「高」は「品格があること」や「優れていること」を意味し、「貴」は「身分が高いこと」や「敬うべき存在であること」を意味します。
これらの組み合わせた「高貴」は、身分が高く品格があって優れていることを表す言葉になっています。
「高貴」は、身分や位など立場の高さに加えく、さらに品格や気高い精神を備えている人やたたずまいに対して使われる言葉です。
類語は「高潔」には(こうけつ)「崇高」(すうこう)や「ノーブル」があります。
「高潔」や「崇高」は精神や人格に品があり優れているを意味し、「ノーブル」は高貴、崇高、気高いといった意味で使われます。
また、古典文学で目にすることがあるように、古語では高貴な身分を「やんごとない」と表現します。
「高貴」の言葉の使い方や使われ方
・『高貴なプリンセスと貧しい若者の恋物語をつづる』
・『昔から紫色は高貴な色とされてきた』
・『身のふるまいがエレガントで高貴な雰囲気が漂っている』
まとめ
「高貴」は身分や位が高いことや品格が高いことを表す言葉で「こうき」と読みます。
「高貴」を「たかき」と読んでしまうと、人名のような雰囲気が出てしまうので、読み間違えないようにしましょう。