この記事では、「鼬」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「鼬」の正しい読み方は「いたち」
「鼬」の正しい読み方は「いたち」です。
これは「鼬」を音読みにした時の読み方で、訓読みでは「ユウ」「ユ」と読みます。
「鼬」の間違った読み方や間違いやすい読み方
動物の「鼬」は、漢字を用いず「いたち」「イタチ」と表記することが多く、漢字の「鼬」は日常的に使われることがありません。
そのため、「鼬」の読み方を知らない場合は、鼠(ねずみ)へんがつくことから「ねずみ」と読んでしまったり、ねずみへんのつく「鼯(むささび)」や「鼴(もぐら)」と間違えてしまうことがあるでしょう。
「鼬」について説明
「鼬(いたち)」は、イタチ科に属する胴長で足の短い野生動物、あるいはイタチ科に属する動物の総称です。
イタチ科に属する動物にはニホンイタチ、フェレット、ミンクなどがおり、一般に「鼬」といえばニホンイタチを指します。
「鼬」はネコよりやや小型で、胴体が細長く足が短い体形をしており、ペットとして人気の高いフェレットと外見が似ています。
また、肉食寄りの雑食性で鳥や小動物を捕食するほか、ゴミをあさったり民家に侵入してすみついたりするため、害獣として駆除の対象にもなっています。
窮地に陥った時に出す最終手段を「鼬の最後っ屁(いたちのさいごっぺ)」と言うことがあるように「鼬」は、自分の身を守るため肛門腺から強いにおいを分泌する習性があります。
そのため「鼬」がすみついた家は不快なにおいに悩まされることがあるとも言われます。
なお、漢字の「鼬」は、部首に(ねずみ)へんが使われています。
ねずみへんはネズミに似た小動物という意味を持っており、「鼬」自体はネズミとは関係ありません。
まとめ
「鼬」は「いたち」と読みます。
難しい漢字ですが、ねずみ、むささび、もぐらなどよ読み間違えないよう、正しい読み方を覚えておきましょう。