この記事では、「齧る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「齧る」の正しい読み方は「かじる」と「さえずる」どちら
「齧」という漢字は訓読みでは「齧(かじ)る」や「齧(か)む」、「齧(か)ける」と読み、音読みでは「げつ」や「けつ」と読みます。
「齧る」と書いて「さえずる」と読む用法はないため、「齧る」は「かじる」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「齧る」の正しい読み方は「かじる」になります。
「齧る」の意味
「齧る」とは、「かたい物の端を歯で噛むことや噛み取ること」や「物事の末端の部分のみを学んだり、知ること」を意味する言葉です。
「齧」という漢字の成り立ちを辿ると「歯」の旧字と「きざむ」という意味の象形を組み合わせてできた「歯で物を刻む」という意味の会意文字になります。
しかし、「齧」という漢字は字体が難しく、画数も多いためか、現代では「かじる」を「齧る」と漢字表記されているケースを見かけるケースはほとんどないと言えます。
「齧」という漢字に触れる機会があるとすれば、「齧歯類(げっしるい)」という言葉を見たときではないでしょうか?
「齧歯類」とは、哺乳類に分類される動物の種類であり、「ネズミ」をはじめ「ビーバー」や「リス」など、いわゆる「大きな前歯で物を齧る」姿が特徴的な動物たちのことです。
「齧る」の言葉の使い方や使われ方
・『動画には、ペットが飼い主から与えられたお菓子を齧る様子が映っていた』
・『離れの小屋には所々、ネズミに齧られたような跡がある』
・『聞き齧った知識をひけらかすのは止めておいた方がよい』
まとめ
・「齧る」の正しい読み方は「かじる」になります。
・「齧る」とは、「かたい物の端を歯で噛むことや噛み取ること」や「物事の末端の部分のみを学んだり、知ること」を意味する言葉です。