この記事では、「荊」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに刑で「荊」の読み方
「荊」は音読みでは、「ケイ」と読みます。
また、訓読みで「いばら」、「むち」と読みます。
「荊」の漢字の意味や解説
「荊」とは、「いばら」、「うばら」、あるいは、刺(とげ)のある低木の総称を意味しています。
また、「ニンジンボク」のことを表しています。
「ニンジンボク」には「人参木」の漢字表記もあります。
「ニンジンボク」の名前の由来は、「ニンジンボク」の葉の形が「チョウセンニンジン」の葉に似ていて、それを例えたところから来ています。
「ニンジンボク」とは、シソ科ハマゴウ属に分類されている落葉低木のことで、樹高は2mから4mくらいあります。
中国が原産で、日本には江戸時代に渡来しました。
開花時期は7月から8月頃で、青紫色の花が咲きます。
実は球形で、熟すと黒褐色になります。
果実は薬用として利用されています。
生薬名は「牡荊(ぼけい)・牡荊子(ぼけいし)」です。
「ニンジンボク」の種類には、「セイヨウニンジンボク」、「クサニンジンボク」、「タイワンニンジンボク」などがあります。
他にも、「荊」は「むち」、「しもと」などの意味があります。
「荊」の地名や名前での使われ方
・『荊木』【いばらき】
和歌山県御坊市、または、和歌山県日高郡日高町の地名です。
・『高遠町荊口』【たかとおまちばらぐち】
長野県伊那市の地名です。
・『荊沢』【ばらざわ】
山梨県南アルプス市の地名です。
まとめ
「荊」は「くさかんむり」に「刑」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、漢字では「草冠」と表記します。
また、「刑」は音読みで、「ケイ」、「ギョウ」、訓読みで「しおき」、「のり」と読んで、「罰」、「手本」、「ただす」などの意味を表しています。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。