くさかんむりに可で「苛」の読み方とは?簡単に解釈

「苛」の読み方とは? 読み方

この記事では、「苛」の読み方を分かりやすく説明していきます。

くさかんむりに可で「苛」の読み方

「苛」の漢字の音読みは「カ」で、訓読みはいずれも常用漢字外の読みですが、「から(い)・きび(しい)・むご(い)・わずら(わしい)・いら(だつ)・さいな(む)・いじ(める)」と多数あります。

「苛」の意味や解説

「苛」の漢字の意味としては、訓読みにある「からい・きびしい・むごい」や、「いらだつ・いらいらする」や、「さいなむ」や、「いじめる」が挙げられます。

くさかんむりの漢字は、植物・草に関する読みや意味を持つことが多いですが、この「苛」の漢字は直接的には、これに当たりません。

しかし、「いらいらする」は漢字表記では「苛々する」となりますが、実はこの「苛(いら)」は、植物の「刺(とげ)」のことで、とげが肌に触れると、痛みや痒みで不快になりますが、そこから「苛々する」との言葉が生まれたとされており、この意味では「苛」の漢字は、植物・草と関係があることが分かります。

「苛」の熟語での使い方や使われ方

「苛」の漢字が「きびしい・むごい」の意味で使われている熟語:『苛酷』【かこく】
「きわめてむごいことや、扱い方などが厳しくて容赦ないこと」を意味する熟語です。

「苛」の漢字が「いらいらさせる」の意味で使われている熟語:『苛性』【かせい】
「動植物の組織などに対して強い刺激や腐食性があること」を意味する熟語です。

ちなみに、強アルカリ性の無機化合物である水酸化ナトリウムのことを「苛性ソーダ」とも呼びますが、これは人体の皮膚に強い刺激を与えることから来た名称です。

まとめ

「苛」の漢字の音読みは「カ」で、訓読みは「から(い)・きび(しい)・むご(い)・わずら(わしい)・いら(だつ)・さいな(む)・いじ(める)」です。

また、「苛」は訓読みにある通りの多数の意味を持つ漢字です。

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