この記事では、「萎」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに委で「萎」の読み方
「萎」という漢字は訓読みでは「萎(な)える」や「萎(しお)れる」、「萎(しな)びる」、「萎(しぼ)む」、「萎(つか)れる」と読み、音読みでは「イ」や「エ」、「ズイ」、「ワイ」、「ニ」と読みます。
「萎」の意味や解説
「萎」には「なえる」や「しおれる」、「しなびる」、「しぼむ」、「つかれる」、「ぐったりする」という意味が含まれています。
「萎」は並び生えた草の象形である「くさかんむり」に両手をしなやかに重ねてひざまずく女性と茎の先端に穂先が垂れかかる象形である「委」を組み合わせ、「なえる」や「しおれる」、「しぼむ」、「枯れる」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「萎(な)える」には「体力や気力が弱って衰える」、「植物などがしおれる」、「糊が落ちたり、着古して衣服が柔らかくなる」という意味が含まれています。
「萎(しお)れる」は「草木が生気を失い、ぐったりする」や「気落ちしていること」、「元気を失い、しょんぼりしていること」という意味が含まれています。
そして、「萎(しな)びる」は「水分が失われ、張りがない縮んだ状態になる」、「衰えて瑞々しさが無くなる」という意味を含める言葉です。
「萎」を使った例文
・『萎縮』【いしゅく】
「しぼんで縮むこと」や「元気を失うこと」などを意味する言葉です。
・『萎萎』【しおしお】
「気落ちして元気を失った様」や「しょんぼりしている様」などを意味する言葉です。
まとめ
「萎」は訓読みでは「萎(な)える」や「萎(しお)れる」、「萎(しな)びる」、「萎(しぼ)む」、「萎(つか)れる」と読み、音読みでは「イ」や「エ」、「ズイ」、「ワイ」、「ニ」と読む漢字です。
そして、「萎」には「なえる」や「しおれる」、「しなびる」、「しぼむ」、「つかれる」、「ぐったりする」という意味が含まれています。