この記事では、「菻」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに林で「菻」の読み方
「菻」は音読みでは「リン」と読み、訓読みはありません。
「菻」の漢字の意味や解説
「菻」とは、植物の「キツネアザミ」のことを表しています。
「キツネアザミ」とは、キク科キツネアザミ属に分類されている二年草のことを言います。
「キツネアザミ」の漢字表記は、他に「狐薊」があります。
日本や、朝鮮半島、中国、台湾、インドなどに自生しています。
「キツネアザミ」の草丈は、20㎝から1m50㎝程度です。
開花時期は4月から6月頃で、紅紫色の花が上向きに咲きます。
「キツネアザミ」の全草は薬用に用いられています。
「キツネアザミ」の名前は、見た目が「アザミ」に似ているところから付けられました。
しかし、「キツネアザミ」は「アザミ」の仲間ではなく、狐に化かされたようだという意味が、この名前に込められているようです。
「菻」は「くさかんむり」に「林」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、漢字で「草冠」と表記します。
また、「林」は音読みで、「リン」、訓読みで「はやし」、「おお(い)」と読んで、「はやし」、「数が多い」などを表しています。
「菻」の地名や名前での使われ方
・『払菻』【ふつりん】
中国で、南北朝から唐の時代の頃に、東ローマ帝国や、コンスタンチノープルなどのことを意味する言葉として使われていた言葉です。
まとめ
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。