この記事では、「苗」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに田で「苗」の読み方
「苗」の漢字の音読みは「ビョウ・ミョウ」で、訓読みは「なえ・なわ」です。
また、名前の読みとしては「たね・なり・みつ」の読みでも使われます。
この「苗」の漢字の「くさかんむり」は「並び生えた草」の象形で、つくりの「田」は区画化された耕作地、すなわち「田畑」を意味します。
この「田畑」に生えた細い「なえ」を指して、この「苗」の漢字が出来たとされています。
「苗」の意味や解説
「苗」の漢字の意味としては訓読みにある「なえ」の意味や、「植えつけて育てるもの」や、「子孫や、血すじのこと」や、「中国南方に住む民族の名称」があります。
「苗」の熟語での使い方や使われ方
「苗」の漢字が「なえ」の意味で使われている熟語には、それぞれの読み別にで以下があります。
・『種苗』【しゅびょう】
「植物のた種と苗のこと」及び「栽培漁業で、稚魚のこと」を意味する熟語です。
・『苗木』【なえぎ】
「樹木の苗のこと」を意味する熟語です。
・『苗代』【なわしろ】
「田植えの前に、稲の種をまいて苗を育てる田のこと」を意味する熟語です。
また、「苗」の漢字が「植えつけて育てるもの」の意味で使われている熟語には以下があります。
・『痘苗』【とうびょう】
「種痘に使う材料」を意味する熟語です。
さらに、「苗」の漢字を「子孫や血すじのこと」の意味で使われる熟語には、以下があります。
・『苗裔』【びょうえい】
余り聞き慣れない熟語ですが、「遠い子孫、末裔のこと」を意味する熟語です。
まとめ
「苗」の漢字の音読みは「ビョウ・ミョウ」で、訓読みは「なえ・なわ」です。
漢字の意味としては、「なえ」や、「植えつけて育てるもの」や、「子孫や、血すじのこと」や、「中国南方に住む民族の名称」が挙げられます。