この記事では、「蒜」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに示示で「蒜」の読み方
「蒜」は音読みでは、「サン」と読みます。
また、訓読みで「ひる」、「にんにく」と読みます。
「蒜」の漢字の意味や解説
「蒜」とは、植物の「ヒル」、「ニンニク」のことを表しています。
「ヒル」は「ニンニク」のことです。
「ニンニク」はヒガンバナ科ネギ属に分類されている多年草の植物のことを言います。
「ニンニク」は中央アジアが原産とも言われています。
「ニンニク」の歴史はかなり古く、紀元前3200年頃の古代エジプトでは、すでに「ニンニク」が使用されていました。
日本では中国から渡来し、8世紀頃にはすでにあったようです。
「ニンニク」の開花時期は5月頃で、散形花序の白い花が多数咲きます。
葉は緑色で、細長い線形をしています。
「ニンニク」の茎は「ニンニクの芽」と呼ばれる野菜です。
球根の鱗茎(りんけい)は、強いにおいと辛みがあり、香辛料に利用されています。
また、鱗茎は生薬の「大蒜(たいさん)」として、薬用に用いられています。
「ニンニク」は疲労回復や滋養強壮の効果が期待できると言われています。
「ニンニク」の漢字表記には「蒜」の他にも、「大蒜」、「葫」、「忍辱」などがあります。
また、英語では「garlic」と表記します。
「蒜」の地名や名前での使われ方
・『蒜山本茅部』【ひるぜんほんかやべ】
岡山県真庭市にある地名です。
・『蒜畠』【ひるばたけ】
福井県大飯郡高浜町にある地名です。
・『落合蒜袋』【おちあいひるぶくろ】
宮城県黒川郡大和町にある地名です。
まとめ
「蒜」は「くさかんむり」に「示示」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、漢字では「草冠」と表記します。
また、「示示」は音読みで、「サン」と読みます。
「数える」、「計算する」などの意味があります。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。