くさかんむりに西で「茜」の読み方とは?簡単に解釈

くさかんむりに西で「茜」の読み方とは? 読み方

くさかんむりに西と書く「茜」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「茜」の読み方と意味について解説します。

くさかんむりに西で「茜」の読み方

「茜」の読み方は音読みでは「セン」、訓読みでは「あかね」です。

「茜」の意味や解説

「茜」とは、「アカネ科アカネ属に属する多年生植物」のことです。

別名をアカネグサもしくはアカネソウといい、根が染料の原料となることから「植物からとれる染料」もしくは「染料で染まる暗さのある赤」という色を指す言葉としても使われています。

中国や日本東南アジアなど東アジア全域に分布し、日本国内では道端などにも咲いているありふれた植物です。

成長するとつるの長さは3メートル程度にまで伸び夏の終わりから秋にかけて花を咲かせます。

緑がかった黄色の花はとても小さくて目立たないものです。

古くから根が染料として利用されており秋にかけて収穫し根を乾燥させて染料を作ります。

アカネの名前は根を煮出すと赤色の染料になることからくる「赤根」が由来です。

落ち着いた赤色を染める染料として利用されるほか根は生薬としても使われます。

天日で十分に干した根を乾燥させた粉末は止血や解熱効果のある薬になります。

「茜」の熟語での使い方や使われ方

・『茜色』【あかねいろ】
「茜から採れる染料で染めた時に出る落ち着いた赤」のことです。

暗く沈んだように見える落ち着いた赤色で血の色に例えられることもあります。

・『茜空』【あかねぞら】
「赤く染まった空」を指します。

秋の夕暮れになると空が暗くなりながら真っ赤に染まります。

そのような沈んだ赤色に染まった空のことを茜の色に例えた表現です。

まとめ

「茜」は日本でも古くから染料として利用されているなじみ深い植物を指す言葉です。

現在は色を表す意味で広く使われているのでどんな色なのか理解しておきましょう。

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