くさかんむりに鬼で「蒐」の読み方とは?簡単に解釈

くさかんむりに鬼で「蒐」の読み方とは? 読み方

くさかんむりに鬼と書く「蒐」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「蒐」の読み方と意味について解説します。

くさかんむりに鬼で「蒐」の読み方

「蒐」の読み方は音読みでは「しゅう」、訓読みでは「あつめる」「かりる」です。

「蒐」の意味や解説

「蒐」とは、「たくさんのものを一箇所にまとめること」「アカネ科の多年草」「狩猟」「調査して数えること」など複数の意味を持つ言葉です。

赤色の染料として用いられるアカネ科の多年草「アカネグサ」を指す言葉ですが、本来は死んだ人が流した血の跡に生えるとされる伝説上の植物を表す言葉でした。

流した血のように真っ赤な色をしていることから転じてアカネグサを意味する言葉として使われるようになったという由来を持ちます。

植物を表す意味の他にも「多くのものを探し出し一箇所にまとめること」つまり「あつめる」という意味も持つ言葉です。

対象物そのものをまとめて一箇所に合わせることを目的とする場合に「蒐」を使い、一箇所に合わせるだけではなく何かをするための手段としてあつめる場合は「集」を使います。

遠く離れた場所にあるものを手元に引き寄せてあつめるところから転じて「狩りをする」「探し出して確認する」といった意味でも使います。

「蒐」の熟語での使い方や使われ方

・『蒐集』【しゅうしゅう】
「物をあつめること」を意味します。
テーマや条件に合うものをあつめる行為を表す言葉であつめたものを使って何かするのではなくあつめることそのものが目的になっているとき、つまり「コレクション」を指す表現です。

・『蒐索』【しゅうさく】
「探し求めてあつめること」を表します。
数が少なかったり行方が分からなかったりなど簡単には入手できないものを探し求めて一箇所にまとめることを表す言葉です。

まとめ

「蒐」は複数の意味を持つ言葉です。

本来の意味と読み方だけではなくそれぞれの使い方もあわせて憶えておきましょう。

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