ころもへんに今と書く「衿」は何と読みどんな意味を持つのでしょうか。
今回は、「衿」の読み方と意味について解説します。
ころもへんに今で「衿」の読み方
「衿」の読み方は音読みでは「キン」、訓読みでは「えり」です。
「衿」の意味や解説
「衿」とは、「衣服の首回りに取り付けられている部品」を指す言葉です。
衣服を着た時に首回りを取り囲むように付けられている部分を指します。
衣服の構造によっても異なりますが一般的には前身ごろや後ろ身ごろとは別部品として製作され後から取り付けられることが多く、衣服の種類や目的によりさまざまな形状があります。
世界中の衣服に見られる部品で発祥についてははっきりしていません。
衣服が進化する過程で自然発生的に誕生したものと考えられており現代でもさまざまな種類が新たに生み出されています。
機能面では風よけや防寒など胸元に外気が入るのを防ぐ壁の役割を果たします。
極地で活動する時に着用する防寒着では首全体をすっぽりと包むように覆い体温を維持する重要な部品です。
現代の衣服では機能よりも装飾として活用されることが多く、大きさやデザインを変えることで服に個性を与えます。
スーツの「衿」はデザインの一部としてだけではなく身分証として使うバッジや徽章を装着する場所でもあります。
柔道では技をかける時にしっかり技をかけるのにつかなければいけない重要な部分です。
「衿」の熟語での使い方や使われ方
・『付衿』【えりまき】
「首元に巻き付ける装身具」のことです。
防寒具として首に巻くマフラーや成人式で和服を着る時に飾りとして首に巻くファーなど首に巻いてつかう装身具の総称です。
・『開衿』【かいきん】
「着用したときに衿が開いた状態になる形状の衣服」を指します。
通常の衣服のように立体構造ではなく平面に近い構造になっていてボタンを上までとめず開いたままで着用します。
まとめ
「衿」は誰もが着用している衣服に関係する言葉なので正しい読み方と意味を知っておきましょう。