ころもへんに合で「袷」の読み方とは?簡単に解釈

ころもへんに合で「袷」の読み方とは? 読み方

この記事では、「袷」の読み方を分かりやすく説明していきます。

ころもへんに合で「袷」の読み方

「袷」という漢字は訓読みでは「あわせ」と読み、音読みでは「コウ」「キョウ」と読みます。

「袷」の意味や解説

「袷」には「あわせ」という意味が含まれています。

「袷」は身体に着る衣服のえりもとの象形である「ころもへん」「合」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「あわせ」とは裏地のある着物のことであり、逆に裏地のない着物は「単(ひとえ)」と呼ばれています。

「あわせ」の裏地にはキュプラや平絹などの滑りが良い布地が使われ、八掛、胴裏、袖浦に分けられます。

室町時代以降の小袖では「袷」は綿の入らない裏地付きのことを言い、冬用に綿を入れた小袖と区別される場合もありました。

また、昭和時代では、30年頃まで裏地付きの洋服のことも、和服に例えて「袷仕立て」と呼ぶことがあったそうです。

「あわせ」は10月ごろから5月ごろまでの間に着るのが慣例ですが、保温効果のある素材で作られた単の広まりや暖房機器の発達で真冬にのみ着る人もいるようです。

「袷」の熟語での使い方や使われ方

・『袷ジュバン』【あわせじゅばん】
「裏地のついたジュバン(和服用の下着)」を意味する言葉であり、「袷ジバン」とも呼ばれています。

・『袷羽織』【あわせばおり】
「裏地のついた羽織」「袷仕立ての羽織」を意味する言葉です。

・『素袷』【すあわせ】
「肌着を着用せずに、直に袷を着ること」とも呼ばれています。

・『初袷』【はつあわせ】
「その年において、初めて冬衣を袷に着替えること」とも呼ばれています。

まとめ

「袷」は訓読みでは「あわせ」と読み、音読みでは「コウ」「キョウ」と読む漢字でした。

そして、「袷」には「あわせ」という意味が含まれています。

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