この記事では、「湛」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいに甚で「湛」の読み方
「湛」という漢字は訓読みでは「湛(あつ)い」や「湛(しず)む」、「湛(たた)える」や「湛(ふか)い」、「湛(ふけ)る」と読み、音読みでは「タン」や「チン」、「ダン」や「ジン」、「セン」や「テン」、「シン」や「イン」、「デン」と読みます。
「湛」の意味や解説
「湛」には「たたえる(液体などを一杯に満たす、ある表情を浮かべる、感情を顔に表すという意味)」や「水が満ちている」、「厚い」や「ゆたか」、「ふける」や「溺れる」、「沈む」などの意味が含まれています。
「湛」は流れる水の象形である「さんずい」に水を一杯に入れた器を載せたかまどに下で火を焚く象形である「甚」を組み合わせ、「たたえる」や「沈む」、「深い」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「湛」を使った例文
・『彼は感動のあまり目に涙を湛(たた)えていた』
・『満面の笑みを湛(たた)えた子供たちが公園を駆け回っていた』
「湛」の熟語での使い方や使われ方
・『湛水』【たんすい】
「水田などに水を湛えること」を意味する言葉です。
・『湛然』【たんぜん】
「水が一杯に湛えられて淀んでいる様」や「静かで動かない様」を意味する言葉です。
・『湛湛』【たんたん】
「水などが一杯に湛えられている様」や「露が一杯に降りている様」を意味する言葉です。
まとめ
「湛」は訓読みでは「湛(あつ)い」や「湛(しず)む」、「湛(たた)える」や「湛(ふか)い」、「湛(ふけ)る」と読み、音読みでは「タン」や「チン」、「ダン」や「ジン」、「セン」や「テン」、「シン」や「イン」、「デン」と読む漢字です。
そして、「湛」には「たたえる」や「水が満ちている」、「厚い」や「ゆたか」などの意味が含まれています。