この記事では、「浪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいへんに良で「浪」の読み方
「浪」の漢字の音読みは「ロウ・ラン」で、訓読みは「なみ・みだ(りに)」です。
「浪」の意味や解説
「浪」の漢字の意味としては、訓読みにある「なみ」や、そこから転じた「波のように移ろい、定まらないこと」の意味、また「みだりにや、とりとめのないこと」の意味があります。
さらに、「昔の大阪市域の名称のなにわ」の意味もあります。
この「浪」の漢字に使われているさんずいは、「流れる水」を意味し、つくりの「良」は「穀物の中から良いものを選ぶための道具」の象形ですが、ここでは選別時の「ザーザーと言う音が、波の音に似ていること」から「なみ」に、この漢字が当てられたのが、その成り立ちとされています。
「浪」の熟語での使い方や使われ方
・「浪」の漢字が「なみ」の意味で使われている熟語:『波浪』【はろう】
「水面に起きる表面波、うねり」を意味する熟語です。
・「浪」の漢字が「波のように移ろい、定まらないこと」の意味で使われている熟語:『放浪』【ほうろう】
「あてもなくさまよい歩くこと、さすらうこと」を意味する熟語です。
・「浪」の漢字が「みだりにや、とりとめのないこと」の意味で使われている熟語:『浪費』【ろうひ】
「お金や時間を無駄に使うこと」を意味する熟語です。
・「浪」の漢字が「昔の大阪市域の名称のなにわ」の意味で使われている熟語:『浪曲』【ろうきょく】
「浪花節(なにわぶし)のこと」を意味する熟語です。
・「浪」の漢字が使われた難読熟語:『浪花』【なにわ】、『浪速』【なにわ】、『浪花』【なにわ】
いずれも「昔の大阪市域の名称」です。
ちなみに、【なにわ】は『難波』の表記が使われることもあります。
まとめ
「浪」の漢字の音読みは「ロウ・ラン」で、訓読みは「なみ・みだ(りに)」です。