この記事では、「漁」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいへんに魚で「漁」の読み方
「漁」の漢字の音読みは「ギョ・リョウ」で、訓読みは常用漢字外の読みですが、「すなど(る)・あさ(る)・いさ(り)」です。
「漁」の意味や解説
「漁」の漢字の意味としては、「魚をとること」や「あさること」が挙げられます。
「漁」の漢字を構成するさんずいへんは、流れる水を意味し、つくりの「魚」はもちろん「さかな」の意味で、「流れる水にいる生きた魚を捕まえる」ことを意味する「漁」の漢字が成立しました。
また、音読は一般的に中国の読みから来たものです。
しかし、「漁」の音読みの「リョウ」は「猟」の読みを借用して、日本で始まった読み方です。
「漁」の熟語での使い方や使われ方
・『漁業』【ぎょぎょう】
「魚介類の捕獲や養殖などを行う産業」を意味する熟語です。
・『禁漁』【きんりょう】
「水産資源の保護のために、一定の場所で一定期間、水産物をとることを禁止すること」を意味する熟語です。
・『漁火』【いさりび】
「夜間に魚を集めるために漁船でたくかがり火のこと」を意味する熟語で、難読熟語と言えます。
「漁」の漢字が「魚をとること」の意味で使われている熟語の読みとしては、上記のように音読みの「ギョ」、「リョウ」及び訓読みの「いさり」が挙げられますが、これらには規則性がなく、覚える以外方法はありません。
・「漁」の漢字が「あさる」の意味で使われている熟語:『漁色』【ぎょしょく】
「次々に女性を追い求めて情事にふけること」を意味する熟語です。
まとめ
「漁」の漢字の音読みは「ギョ・リョウ」で、訓読みは「すなど(る)・あさ(る)・いさ(り)」です。
また、「漁」の漢字の意味には、「魚をとること」や「あさること」です。