しめすへんに氏で「祇」の読み方とは?簡単に解釈

しめすへんに氏で「祇」の読み方とは? 読み方

この記事では、「祇」の読み方を分かりやすく説明していきます。

しめすへんに氏で「祇」の読み方

「祇」という漢字は訓読みでは「くにつかみ」と読み、音読みでは「ギ」「キ」「シ」「ジ」と読みます。

「祇」の意味や解説

「祇」には「くにつかみ(土地の神)」という意味が含まれています。

「祇」は神に生贄を捧げる台の象形たる「しめすへん」に鋭い刃物と両方のまぶたが閉じている象形である「氏」を組み合わせ、「(人々の)神」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。

「くにつかみ(国津神/国つ神/地神/地祇)」とは、天孫降臨以前より日本の地を治めていたとされる土着の神を意味する言葉です。

また、葦原中国(あしはらのなかつくに)に現れた神のことも指します。

ちなみに、地の神を「くにつかみ」と呼ぶのに対し、天の神は「天津神(あまつかみ)」と呼ばれます。

「祇」の熟語での使い方や使われ方

・『神祇』【じんぎ】
「天の神と地の神」「天神地祇」「神祇歌(祭礼や神社参拝のときに詠まれていた歌であり、勅撰和歌集の部立ての1つ)」を意味する言葉です。

・『山祇』【やまつみ】
「山の霊」「山の神」を意味する言葉です。

・『祇園』【ぎおん】
「中インドの舎衛国にあったとされる祇陀太子の林苑」「祇園精舎の略」「京都の祇園社」などを意味する言葉です。

・『祇園の神』【ぎおんのかみ】
「八坂神社の祭神」を意味する言葉です。

・『祇園噺子』【ぎおんばやし】
「京都八坂神社の祇園会の際、笛や太鼓などではやされる祭り噺子の1つ」などを意味する言葉です。

まとめ

「祇」は訓読みでは「くにつかみ」と読み、音読みでは「ギ」「キ」「シ」「ジ」と読む漢字でした。

そして、「祇」には「くにつかみ」という意味が含まれています。

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