この記事では、「拗」の読み方を分かりやすく説明していきます。
手へんに幼で「拗」の読み方
「拗」という漢字は訓読みでは「拗(こじ)れる」や「拗(す)ねる」、「拗(ねじ)ける」と読み、音読みでは「オウ」や「ヨウ」、「ユ」、「イク」、「ユウ」と読みます。
「拗」の意味や解説
「拗」には「ねじる」や「ねじける」、「ねじれる」、「すねる」、「ひねくれる」、「しつこい」という意味が含まれています。
「拗」には5本指のある手の象形たる「手へん」に糸の先端と力強い腕の象形である「幼」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「拗(こじ)れる」は「物事がもつれて、うまく進まなくなる」や「病気が治らなくて長引く」、「ねじける」という意味を表す言葉であり、「拗ける」とも表現されます。
「拗(こじ)らす」と「拗(こじ)らせる」は「物事をもつれさせて、処理を難しくすること」や「面倒にする」、「病気を治し損ねて長引かせる」という意味を表す言葉です。
そして、「拗(こじ)れ」は「こじれること」を意味する言葉です。
「拗」を使った例文
・『交渉に長い時間がかけたが、結局拗(こじ)れてしまった』
・『体調管理が甘かったせいか、風邪を拗(こじ)らせてしまった』
「拗」の熟語での使い方や使われ方
・『執拗』【しつよう/しつおう】
「しつこい様」や「自分の考えにいつまでもこだわり続けている様」や「頑固」、「えこじ」を意味する言葉です。
・『拗ね者』【すねもの】
「何事にも拗ねた態度をとっている者」を意味する言葉です。
まとめ
「拗」は訓読みでは「拗(こじ)れる」や「拗(す)ねる」、「拗(ねじ)ける」と読み、音読みでは「オウ」や「ヨウ」、「ユ」、「イク」、「ユウ」と読む漢字でした。
そして、「拗」には「ねじる」や「すねる」、「ひねくれる」、「しつこい」などの意味が含まれています。