にんべんにム矢で「俟」の読み方とは?簡単に解釈

にんべんにム矢で「俟」の読み方とは? 読み方

この記事では、「俟」の読み方を分かりやすく説明していきます。

にんべんにム矢で「俟」の読み方

「俟」という漢字は訓読みでは「俟(ま)つ」と読み、音読みでは「シ」と読みます。

「俟」の意味や解説

「俟」には「待つ」「待ち受ける」「あてにする」という意味が含まれています。

「俟」は横から見た人の象形である「にんべん」に人が口を開けている象形を組み合わせ、「待つ」「期待して待つ」という意味を表す国字(日本で作られた漢字)として成り立ちました。

そして、「俟」が字体を変えて、「別れているところ」という意味を表す「俣」という漢字が出来上がりました。

「俟」の熟語での使い方や使われ方

・『相俟って』【あいまって】
「互いに作用しあって」「複数の要素が重なり合って」「一緒になって」を意味する言葉です。

「俟」のことわざでの使い方や使われ方

・『百年河清を俟つ』【ひゃくねんかせいをまつ】
「どんなに長く待とうが、実現する見込みがないことの例え」「いつまで待っても無駄なことの例え」を意味する言葉です。

中国の黄河は常に濁っているため、それが澄むのを百年待ち続けることに由来することわざです。

「百年黄河の澄むを俟つ」や、略して「河清を俟つ」とも表現されます。

・『言を俟たない』【げんをまたない】
「分かりきっていることで、改めて言う必要がないこと」を意味する言葉です。

・『論を俟たない』【ろんをまたない】
「議論するまでもないほどに明らかであること」を意味する言葉です。

・『両両相俟って』【りょうりょうあいまって】
「お互いがお互いの欠点を補い合い、良い効果を生み出す様」を意味する言葉です。

まとめ

「俟」は訓読みでは「俟(ま)つ」と読み、音読みでは「シ」と読む漢字です。

そして、「俟」には「待つ」「待ち受ける」「あてにする」という意味が含まれています。

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