にんべんに難で「儺」の読み方とは?簡単に解釈

にんべんに難で「儺」の読み方とは? 読み方

この記事では、「儺」の読み方を分かりやすく説明していきます。

にんべんに難で「儺」の読み方

「儺」という漢字は訓読みでは「おにやらい」と読み、音読みでは「ナ」「ダ」と読みます。

「儺」の意味や解説

「儺」という漢字には「鬼や疫病神を追い払うための儀式」などの意味が含まれています。

「儺」は横から見た人の象形である「にんべん」「難」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「おにやらい」は大晦日に鬼や疫病神を払う儀式や節分などに鬼を払うために行われる行事のことであり、「儺祭(なのまつり)」「儺遣(なやらい)」とも呼ばれています。

もともとは中国において、大晦日のときに宮中で執り行われる辟邪の行事で、大陸を通じて日本にも伝わり、年中行事として執り行われるようになりました。

ちなみに子供の遊びとしても親しまれる「鬼ごっこ」ですが、この「おにやらい」の儀式がルーツだと言われています。

「儺」での熟語での使い方や使われ方

・『小儺』【しょうな】
「追儺の儀式において、大儺に従って鬼を追いながら内裏を駆け回る子供のこと」を意味する言葉です。

・『大儺』【たいな】
「追儺において、悪鬼を追い払う役」を意味する言葉です。

・『追儺』【ついな/なやらい】
「大晦日の夜に行われる朝廷の年中行事の1つ」を意味する言葉です。

・『儺豆』【なまめ】
「節分の夜に悪鬼を追い払うために撒く豆」を意味する言葉です。

・『追儺ふ』【なやらう】
「鬼やらいをする」「追儺をする」を意味する言葉です。

まとめ

「儺」は訓読みでは「おにやらい」と読み、音読みでは「ナ」「ダ」と読む漢字です。

そして、「儺」という漢字には「鬼や疫病神を追い払うための儀式」などの意味が含まれています。

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