この記事では、「伺」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに司で「伺」の読み方
「伺」という漢字は訓読みでは「伺(うかが)う」と読み、音読みでは「シ」と読みます。
「伺」の意味や解説
「伺」には「うかがう」や「たずねる」、「たずねていく」、「こっそり覗く」、「探る」、「みる」という意味が含まれています。
「伺」は横から見た人の象形である「にんべん」に祭りの旗と口の象形である「司」を組み合わせ、「他人の身のまわりの世話をする人」、転じて、「うかがう」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「伺(うかが)う」には以下の意味が含まれています。
・「聞くの謙譲語」、「お聞きする」、「拝聴する」
・「尋ねるや問うの謙譲語」
・「訪れるや訪問するの謙譲語」
・「神仏の宣託を願う」
・「寄席などで客に話をする」、「一般に大勢の人に向かって説明をする」
「伺」を使った例文
・『是非とも、お話を伺いたいと存じております』
・『この商品を利用した感想をお伺いいたします』
・『それでは、来月10日にそちらを伺わせていただきますので、よろしくお願いします』
「伺」での熟語での使い方や使われ方
・『伺察』【しさつ】
「密かに様子などを見ること」を意味する言葉です。
・『伺候』【しこう】
「貴人の側で奉仕すること」や「目上の人のご機嫌伺いをすること」を意味する言葉です。
・『奉伺』【ほうし】
「目上の人のご機嫌をお伺い申し上げること」を意味する言葉です。
・『伺候』【さもらい】
「様子をみること」を意味する言葉です。
まとめ
「伺」は訓読みでは「伺(うかが)う」と読み、音読みでは「シ」と読む漢字です。
そして、「伺」には「うかがう」や「たずねる」、「こっそり覗く」や「探る」などの意味が含まれています。