この記事では、「儚」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに夢で「儚」の読み方
「儚」という漢字は訓読みでは「儚(はかな)い」や「儚(くら)い」と読み、音読みでは「ボウ」や「ビョウ」、「ミョウ」、「ム」、「モウ」と読みます。
「儚」の意味や解説
「儚」には「はかない」や「くらい」という意味が含まれています。
「儚」は横から見た人の象形である「にんべん」に「夢」を組み合わせて、形声文字として成り立った漢字です。
「儚(はかな)い」には以下の意味が含まれています。
・「束の間であっけない様」、「虚しく消えていく様」
・「不確実であったり、見込みがなく、頼りにならない様」
・「目途がつかない」、「見通しが立たない」
・「甲斐がない」、「無駄である」
・「取り立てて言う程でもない」、「取るに足らない」
・「思慮分別が足りないこと」、「未熟であること」、「愚かであること」
・「粗末であること」や「みすぼらしいこと」
「儚(はかな)い」は「はか」と「なし」を組み合わせて生まれた言葉です。
「はか」は「はかる(計る・量る)」のことであり、一定の単位や量のことを指して用いられていましたが、転じて、目当てや仕事の進捗具合という意味も持つようになりました。
「ない」は「無い」のことであり、「はか」が「無い」=「虚しい」、「頼りない」という意味を指す「はかない」となったのです。
「儚」を使った例文
・『花や花の一生は儚いもののモチーフとして用いられることが多々ある』
・『命はとても重いものであるが、同時に儚いものでもある』
まとめ
「儚」は訓読みでは「儚(はかな)い」や「儚(くら)い」と読み、音読みでは「ボウ」や「ビョウ」、「ミョウ」、「ム」、「モウ」と読む漢字です。
そして、「儚」には「はかない」や「くらい」という意味が含まれています。