この記事では、「佚」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに失で「佚」の読み方
「佚」という漢字は訓読みでは「佚(うしな)う」や「佚(たが)いに」、「佚(たの)しむ」や「佚(のが)れる」と読み、音読みでは「イツ」や「イチ」、「テツ」や「デチ」と読みます。
「佚」の意味や解説
「佚」には「うしなう」や「やりそこなう」、「逃れる」や「隠れる」、「楽しむ」、「遊ぶ」、「安んずる」、「美しい」や「なまめかしい」、「ゆるい」、「自由な」、「互いに」や「かわるがわる」などの意味が含まれています。
「佚」は横から見た人の象形である「にんべん」に「失」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「佚」での熟語での使い方や使われ方
・『散佚』【さんいつ】
「まとまっていた収集物や書物などがバラバラになり、行方が分からなくなること」を意味する言葉です。
・『佚民』【いつみん】
「俗世間を逃れて、隠れ住んでいる人」や「仕官せず、気楽な暮らしを楽しむ人」を意味する言葉です。
・『佚遊』【いつゆう】
「自由気ままに好きなことをして日々を過ごすこと」を意味する言葉です。
・『佚楽』【いつらく】
「自由気ままに遊び、楽しむこと」を意味する言葉です。
・『安佚』【あんいつ】
「のんびり気楽に楽しむこと」や「何もせず、ぶらぶら遊び暮らすこと」を意味する言葉です。
まとめ
「佚」は訓読みでは「佚(うしな)う」や「佚(たが)いに」、「佚(たの)しむ」や「佚(のが)れる」と読み、音読みでは「イツ」や「イチ」、「テツ」や「デチ」と読む漢字です。
そして、「佚」には「うしなう」や「やりそこなう」、「逃れる」、「楽しむ」、「遊ぶ」、「ゆるい」、「自由な」など多くの意味が含まれています。