この記事では、「傳」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに専で「傳」の読み方
「傳」という漢字の音読みは「デン・テン」で、訓読みは「つたえる・つたわる・つたう・つて」になります。
「傳」の漢字は「口傳(くでん・こうでん)・傳達(でんたつ)・必傳(ひつでん)」などの熟語で「でん」という音読みで読まれますが、一般的な文章では「伝」の漢字が使われることが多くなっています。
「伝」の異体字である「傳」は、「人名(名字)・地名」として使われるケースが多いのです。
「傳」の漢字の意味や解説
「傳」の漢字の意味は、「言葉で語って授けたり伝えたりすること」になります。
「傳」の意味として、「その人物の一生の事跡を書き表した伝記」や「古典の書物やその注釈」もあります。
「傳」は、「近世以前の宿やその宿に付随していた馬車」の意味合いも持っています。
「傳」は「伝」とまったく同じ意味を持っている「異体字」なので、「伝」の変わりに使っても間違えではありませんが、一般的には「傳」よりも「伝」の漢字が使われます。
「傳」の名前や地名での使われ方
・『奥傳』【おくでん・おぐてん】
「傳を使った全国でも珍しい名前」の一つです。
・『伊傳』【いでん】
「傳の漢字が使われているレアな名字」になります。
・『貴傳名』【きでな】
「傳の漢字が使用されている難読の名字」となります。
・『小傳良』【こでら・こてら】
「傳の漢字を使った全国でも非常に少ない難読の名字」です。
・『五傳木』【ごてんぎ・ごでんき・ごでんぎ】
「傳の漢字を含んでいる読み方の難しい名字」の一つです。
・『傳』【つたえ・つとう・でん】
「全国でも約200人しかいないとされる傳を使った珍しい名字」です。
・『傳兵ヱ丁』【でんべえちょう】
「青森県三戸郡五戸町に実在する非常に珍しい地名」です。
まとめ
この記事では、にんべんに専と書く「傳」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「傳」という漢字について詳しく調べたいときには、この記事の解説を参考にしてみてください。
