にんべんに山で「仙」の読み方とは?簡単に解釈

にんべんに山で「仙」の読み方とは? 読み方

にんべんに山と書く「仙」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「仙」の読み方と意味について解説します。

にんべんに山で「仙」の読み方

「仙」の読み方は音読みで「セン」と読み、訓読みはありません。

「仙」の意味や解説

「仙」とは、「俗世間とは離れた場所に住み不可思議な力をふるう超常的な存在」を指す言葉です。

古くから中国では長く生きた人が深い山に入り修行を重ねることで超常的な力が身に付くと考えられてきました。

深山幽谷に分け入り神羅万象に親しむことで悟りを開き人の身を離れ超常的な力を身につけた存在を指す言葉が「仙」です。

神や精霊に近い高度な存在とされますが出自は人間や動物、植物など俗世間にルーツを持つため必ずしも高貴なだけではなく酒を飲んだりいたずらをしたりなど人間的な部分も持ち合わせる親しみが感じられる存在です。

空を飛んだり雷を招いたり何千年も生きたりなど人間には到底真似できない圧倒的な力や術を身につけており悪霊や妖怪などと戦うこともあります。

道教における信仰の対象であり中国や日本の各地に祠や廟が建てられ祀られています。

「仙」の熟語での使い方や使われ方

・『仙人』【せんにん】
「修行により不老不死など超常的な力を身につけ高みに至った存在」のことです。

一般的には白いひげで杖をついた老人といったイメージを持たれていますが若い女性や立派な偉丈夫などさまざまな姿で描かれています。

・『仙術』【せんじゅつ】
「仙人が使う超常的な術」のことです。

呪符に力を込める符術や生命を操る厭魅の術、未来と運命を見通す卜占術などいろいろな術があり一部の技術は現代にも伝えられています。

まとめ

「仙」は優れた技術を持つ人などを指す比喩的な意味合いでも使われています。

日常ではあまり使いませんが正しい意味と読み方を知っておきましょう。

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