この記事では、「倦」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに巻で「倦」の読み方
「倦」という漢字は訓読みでは「倦(あ)きる」や「倦(あぐ)む」、「倦(う)む」や「倦(つか)れる」と読み、音読みでは「ケン」や「ゲン」と読みます。
「倦」の意味や解説
「倦」には「うむ」や「あきる」、「疲れる」という意味が含まれています。
「倦」は横から見た人の象形である「にんべん」に分散しかけたもの、両手、膝を曲げている人の象形である「巻」を組み合わせ、「人が疲れて膝を曲げる」や「疲れる」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「倦(う)む」とは「退屈する」や「嫌になる」、「飽きる」や「疲れる」、「くたびれる」という意味を表す言葉です。
そして、「倦(あぐ)む」とは「やり続けても結果に繋がらないので、どうしたらよいのかすっかり困る」や「嫌になる」、「もてあます」、「あぐねる」という意味を表す言葉になります。
「倦」を使った例文
・『彼はどんな厳しい訓練でも倦(う)むことなくやり通してみせた』
・『攻め倦(あぐ)むような状態が続き、戦局は膠着状態に陥った』
「倦」での熟語での使い方や使われ方
・『倦怠』【けんたい】
「嫌になって怠ること」や「飽き飽きすること」、「心身ともに疲れ果ててだるいこと」を意味する言葉です。
・『倦厭』【けんえん】
「飽きて嫌になること」を意味する言葉です。
まとめ
「倦」は訓読みでは「倦(あ)きる」や「倦(あぐ)む」、「倦(う)む」や「倦(つか)れる」と読み、音読みでは「ケン」や「ゲン」と読む漢字です。
そして、「倦」には「あきる」や「疲れる」という意味が含まれています。