やまいだれに倉と書く漢字には「瘡」があります。
この記事では、「瘡」の読み方を分かりやすく説明していきます。
やまいだれに倉で「瘡」の読み方
「瘡」は音読みで「そう」や「しょう」と読み、訓読みは「かさ」や「くさ」、「きず」と読みます。
「きず」は「傷」と書くことが可能です。
「瘡」の意味や解説
「瘡」は身体の皮膚に発生する症状を示す言葉であり、こちらは吹き出物や腫物、皮膚病を表す時に使います。
「瘡」はこれ以外にもできものを表す時にも使うことが可能であり、「疱瘡(ほうそう)」は天然痘の別称として有名です。
「瘡」は皮膚に発生する様々な症状を示す言葉であり、これらはきちんと肌を清潔にすることによって予防することが可能です。
また「瘡」は切り傷などを表す時にも使うことが可能であり、刀によるものは「刀瘡(とうそん)」と呼ばれます。
傷が治りかける際にできる皮を示す言葉には「瘡蓋(かさぶた)」が有名です。
「瘡」の熟語での使い方や使われ方
・『疱瘡』【ほうそう】
「天然痘の別称」であり、こちらは「痘瘡(とうそう)」とも呼ばれています。
天然痘は天然痘ウィルスによって発生する感染病であり、強い感染率と致死率を持っているのが特徴です。
天然痘は1980年に根絶されたことが宣言されました。
・『汗瘡』【かんそう】
「発汗の多い場所に発生する痒みや湿疹、水疱」を表す言葉であり、こちらは「あせも」と読むことが可能です。
・『瘡蓋』【かさぶた】
「外傷などが発生した後にできるもの」であり、こちらは出血を止める役割を果たしています。
「瘡蓋」はひらがなの「かさぶた」という表現も多く使われており、こちらは医学用語では「痂皮(かひ)」という言葉が用いられます。
まとめ
「瘡」は皮膚に発生する症状を表す言葉であり、こちらは「瘡蓋」のように止血の機能として現れるものも存在します。