この記事では、「疣」の読み方を分かりやすく説明していきます。
やまいだれに尤で「疣」の読み方
疣は、音読みでゆうとうと読む事が可能な漢字です。
訓読みの方では、いぼという読み方が出来ます。
「疣」の意味や解説
文字表記を見れば即座に理解可能な事でしょうが疣は、やまいだれの中に尤の文字を付け足す事によって成立している漢字です。
そんな疣は、いぼや皮膚に生じるかたく小さな突起物といった意味を持っている漢字となっています。
画数は全部で9画であり、漢字検定では1級クラスとなっていますが、現在では常用漢字には含まれてはいません。
そのため大半の人にとっては、日常的に目にしたり使用する機会はほとんどない漢字の1つと言えます。
「疣」の熟語での使い方や使われ方
・『疣疣』【いぼいぼ】
「皮膚に出来てしまう細かな発疹」や「いぼの様な多くの突起物が付いている様子」といった意味の言葉として、使われているのです。
・『疣足』【いぼあし】
「ゴカイ類が持つ歩行器官」とか「なまこの背中に存在している突起」を意味する言葉として、利用されています。
・『疣石』【いぼいし】
「外側が黒褐色で砂石が混じり、内側が空になっている石」を指し示す言葉として、この疣石は駆使されているのです。
まとめ
やまいだれの下に尤の文字を書き足す事によって完成した疣は、音読みでゆうとかう、訓読みでいぼと読まれる漢字となっています。
更に皮膚に出来てしまう小さな突起物である、いぼを意味する漢字としてこの疣は使用されているのです。
とはいえ常用漢字からは外れてしまっている漢字であるため、テレビや雑誌といったメディア上では基本的に、この漢字は使われていません。
お陰で疣が利用される機会というのはかなり限定されているため、大抵の現代人にとっては余り馴染みがない漢字となっているのです。
