この記事では、「悴」の読み方を分かりやすく説明していきます。
りっしんべんに卒で「悴」の読み方
「悴」という漢字は訓読みでは「せがれ」や「悴(かじか)む」、「悴(やつ)れる」と読み、音読みでは「スイ」や「ズイ」、「ジュチ」や「シュツ」と読みます。
また、名字として用いられるときは「かせ」の読みが当てられることもあります。
「悴」の意味や解説
「悴」には「やつれる」や「痩せ衰える」、「せがれ」や「息子」、「しぼむ」や「かじかむ」という意味が含まれています。
「悴」は心臓の象形である「りっしんべん」に衣服の襟元の象形に一文字を足した「卒」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「倅(せがれ)」は「自分の息子をへりくだって言う語」や「他人の息子をくだけて言う語」、「子供や若者を指していう語」としての意味が含まれています。
「悴」の熟語での使い方や使われ方
・『悴顔』【すいがん】
「病気や疲労が原因で?せ衰えた顔」を意味する言葉です。
・『悴容』【すいよう】
「やつれた顔つき」を意味する言葉です。
・『傷悴』【しょうすい】
「やつれるほど心を痛めること」や「悲しみ憂えること」を意味する言葉です。
・『老悴』【ろうすい】
「老いてやつれること」を意味する言葉です。
「悴」の名前での使われ方
・『悴田』【かせだ】
東京都や群馬県、茨城県に多く見られる日本の名字です。
・『悴山』【かせやま】
東京都や群馬県、茨城県に多く見られる日本の名字です。
まとめ
「悴」という漢字は主に訓読みでは「せがれ」や「悴(かじか)む」、「悴(やつ)れる」と読み、音読みでは「スイ」や「ズイ」などと読む漢字でした。
また、名字に用いられるときは「かせ」と読まれることもあります。
そして、「悴」には「やつれる」や「痩せ衰える」、「せがれ」、「しぼむ」などの意味が含まれています。