口へんに出で「咄」の読み方とは?簡単に解釈

口へんに出で「咄」の読み方とは? 読み方

口へんに出と書く「咄」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「咄」の読み方と意味について解説します。

口へんに出で「咄」の読み方

「咄」の読み方は音読みでは「トツ」、訓読みでは「はなし」「しか?る」「したう?ち」です。

「咄」の意味や解説

「咄」とは、「落語や小ばなしなど面白おかしいはなし」もしくは「舌打ちする時に立てる音」を意味する言葉です。

口から意味のある内容を音として発することを「はなす」といい、話している内容のまとまりを「はなし」といいます。

「咄」は人が口からはなす内容の中でも相手を笑わせようとする意図のもとにまとめ上げられた落語や小ばなしの意味で使われる言葉です。

日常会話や演説などは含まず落語小ばなしとして人前で演じられる演目としてまとまった内容を「咄」と表現します。

落語を仕事にする落語のプロのことを「落語家」といいますが落語家の別名を「はなしか」といいます。

話して聞かせることを生業にすることから付けられた名称ですが「はなしか」「話家」ではなく「噺家」もしくは「咄家」と表記するのが一般的です。

一般的には落語を指す意味で用いられることが多い「咄」ですが、本来は舌打ちする時に立てる「チッ」という音を表しています。

人前で立てるとトラブルの原因にもなる耳障りな音を指す言葉で機嫌が悪くなると無意識に立ててしまうことが多く、特に人を叱りつけている時はイライラして舌打ちしがちなことから転じて「人を叱る」という意味もあります。

「咄」の熟語での使い方や使われ方

・『咄嗟』【とっさ】
「ごく短い瞬間的な時間」を意味します。

舌打ちするくらいの一瞬を表す言葉で、一般的には考えるよりも先に体が反応するような瞬間的な動作を表すときに使う言葉です。

まとめ

「咄」には複数の意味があります。

それぞれの読み方と意味を正しく理解して使いましょう。

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