口へんに玄と書く「呟」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。
今回は、「呟」の読み方と意味について解説します。
口へんに玄で「呟」の読み方
「呟」の読み方は音読みでは「ゲン」、訓読みでは「つぶや?く」です。
「呟」の意味や解説
「呟」とは、「誰に言うともなく言葉を口にすること」を指す言葉です。
他人に話しかけたり呼びかけたりといったはっきりした話し方ではないぼそりと漏らすように言葉を口にする話し方を表します。
言葉を口にするのは他人にメッセージを伝えたりコミュニケーションしたりなど伝達の手段として使うほか、思わず漏らしてしまう内心の発露というケースもあります。
頭の中で考えたことが本人もそれほど意識することなく思わず口に漏れてしまう行為を表すが「呟」です。
人に聞かせるためではなく小さな声で独り言を話すことを「つぶやく」といい「呟」はつぶやくことを意味します。
一般的には本人がはっきりと意識して発音したことではない思わず口にした言葉を指しますが、近年はSNSで誰宛とも特定しないメッセージを発信することを指す意味で使われることが多く独り言ではあっても元々の意味やニュアンスとは異なる使われ方をされています。
どのような話し方を「つぶやく」に含めるのかはっきりとした基準はありませんが「他人に聞いてもらうことを目的としていない」「不明瞭である」「深い考えに基づいた発言ではない」などの条件にあうものが「呟」です。
「呟」の例文や使われ方
・『ポツリと呟く』
内心が思わず漏れ出たように短い言葉を小さく話すさまを表します。
・『ブツブツ呟く』
同じ言葉を何度も繰り返したりずっと不満を述べたりなど長々と独り言をいっている様子を指す表現です。
まとめ
「呟」はSNSの普及によって新たな意味が誕生した言葉です。
元々の意味と合わせて正しく理解しておきましょう。
