この記事では、「坩」の読み方を分かりやすく説明していきます。
土へんに甘で「坩」の読み方
坩は音読みで、かんと読む事が出来る漢字です。
訓読みでは、つぼやるつぼと読めます。
「坩」の意味や解説
漢字表記を見れば分かる様に坩は、土へんの横に甘の漢字を付け加える事で完成した漢字となっているのです。
つぼや土製のつぼ、るつぼといった意味を有する漢字として使用されています。
漢字検定は1級となっていますが、現在では常用漢字外となっているので、普段の生活の中で頻繁に見掛けたり用いられる漢字ではありません。
「坩」の熟語での使い方や使われ方
・『坩堝』【るつぼ】
「中に物体を入れて加熱を行い、溶解とか高温処理等を行うための耐熱容器」といった意味の言葉として使用可能です。
他にも「熱狂的とも言える興奮に沸いている状態」や「様々なものが混じり合っている場所や状態」という意味の言葉として駆使されています。
・『人種の坩堝』【じんしゅのるつぼ】
「1つの国や1つの地域において色々な人種の人が生活を営んでいる様子」を指し示す言葉として、用いられているのです。
・『坩堝と化す』【るつぼとかす】
「刺激的だったり情熱的な雰囲気が漂っている」という意味で使われる言葉です。
具体的には、スタジアムは興奮の坩堝と化す、といった使い方をされています。
まとめ
土へんの横に甘の漢字を付け足す事によって成立した坩は、音読みでかん、訓読みではつぼやるつぼ、と読む事が可能な漢字です。
つぼやるつぼ、土製のつぼといった意味を持っている漢字として使用されています。
とはいえ坩の漢字は、常用漢字には含まれない漢字です。
お陰で新聞等のメディアでは基本的に使用されないため、日常生活の中で見掛けたり使用する機会というのは限られています。
なので大抵の人にとっては、馴染みのある漢字とは言えなかったりするのです。