この記事では、「姚」の読み方を分かりやすく説明していきます。
女へんに兆で「姚」の読み方
「姚」という漢字は訓読みでは「姚(うつく)しい」と読み、音読みでは「ヨウ」や「チョウ」、「トウ」や「ドウ」と読みます。
「姚」の意味や解説
「姚」には「うつくしい」や「みめよい」、「はるか」という意味が含まれています。
「姚」は両手をしなやかに重ねて跪く女性の象形である「女へん」に占いでカメの甲羅に現れた割れ目の象形である「兆」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「みめよい」は「顔立ちが美しい」や「器量がいい」という意味を表す言葉であり、漢字では「見目好い」や「眉目良い」とも表記されます。
「姚」の地名での使われ方
・『姚谷県』【ようこくけん】
中国にかつて置かれていた県であり、現在の中華人民共和国の陝西省渭南市白水県の一区画に相当します。
史料によると、478年、北魏によって設置され、隋王朝初期まで存在していたようですが、583年に廃止されたと考えられています。
「姚」の人名での使われ方
・『姚』【よう】
漢姓の1つであり、昔の中国における主要な8つの姓の1つにも数えられています。
中国神話に登場する君主「舜」が姚墟で生まれたことに発祥を持つことから、姚姓は「舜」の子孫であるとされています。
日本では東京都や兵庫県、大阪府、神奈川県、千葉県に多く見られる名字です。
まとめ
「姚」は訓読みでは「姚(うつく)しい」と読み、音読みでは「ヨウ」や「チョウ」、「トウ」や「ドウ」と読む漢字でした。
「姚」には「うつくしい」や「みめよい」、「はるか」という意味が含まれており、主に人の姓として用いられている例が多いようです。