山へんに寺で「峙」の読み方とは?簡単に解釈

山へんに寺で「峙」の読み方とは? 読み方

山へんに寺と書く「峙」はどう読み何を意味するのでしょうか。

今回は、「峙」の読み方と意味について解説します。

山へんに寺で「峙」の読み方

「峙」の読み方は音読みでは「ジ」「チ」、訓読みでは「そばだ?つ」「たくわえる」「そなえる」です。

「峙」の意味や解説

「峙」とは、「山やビルなど巨大なものがそびえること」を意味する言葉です。

山岳や高層ビルなど見上げるほど巨大なものがまっすぐに立って存在することを「そびえる」といいます。

「峙」とは山がそびえている様子を表す言葉で元々は大きな山がどっしりと構えて立っている様子を表す言葉でしたが、現在は山だけでなくビルや大仏など見上げるほどの大きさのものが空に向かって高くのびるように立っている姿全般を表す言葉として使われています。

山は何事があろうともそこに立ったままじっと動かず存在し続けることから転じて「じっとしたまま動かないでいる」という意味でも使います。

その他にも巨大なものは常にそこにあることから「たくわえる」「備える」など「いつでもある」という意味でも使われる表現です。

「峙」の熟語での使い方や使われ方

・『対峙』【たいじ】
「睨み合うようにじっとしたまま動かず対立すること」を意味します。

元々は山が向かい合って存在する様子を表す言葉でしたが、一般的には対立するもの同士が直接手を出すことなく向かい合う様子を表す言葉です。

・『峙立』【じりつ】
「他のものと比べて抜きん出るように高く険しくそびえること」を表します。

一際険しい山や超高層ビルなどが立っている様子に対して用いる表現です。

・『鼎峙』【ていじ】
「三方向に相対するように立つこと」を意味します。

三本の脚で本体を支える鼎のように三方に相対する位置関係や勢力関係を表す言葉です。

まとめ

「峙」は山がそびえるという本来の意味合いにもいろいろな意味があります。

使い方によって意味が全く変わるのでそれぞれの読み方と意味を合わせて知っておきましょう。

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