手へんに免で「挽」の読み方とは?簡単に解釈

手へんに免で「挽」の読み方とは? 読み方

手へんに免と書く「挽」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「挽」の読み方と意味について解説します。

手へんに免で「挽」の読み方

「挽」の読み方は音読みでは「バン」「マン」「ベン」「メン」、訓読みでは「ひ?く」です。

「挽」の意味や解説

「挽」とは、「力を込めて引っぱること」「細かくすること」「死者を弔うこと」などを意味します。

物体に力を込めて引く動作を表し、引いて道具を使う様子から派生した多くの意味で使われる言葉です。

木を切るときに使うノコギリは押して切るのではなく手前に引いて使うことから「挽」には「ノコギリ使って切断する」という意味があります。

ノコギリを使うと切断面が押しつぶされるように細かいクズになることから「挽」には「押しつぶすようにして細かくする」という意味もあります。

亡くなった人の遺体が乗る車を引いて進む様子から転じて「亡くなった人を弔う」という意味でも使われますが「挽」の一文字ではなく熟語の形でしか弔う意味にはなりません。

「挽」の熟語での使い方や使われ方

・『挽肉』【ひきにく】
「細かくした肉」を意味します。

刃物で刻んだり叩いたりして細かくした肉のことで塊肉をミンチ機など専用の装置や肉たたきなどで細かくして作ります。

形がとても細かくなっているため口当たりが元のかたまり肉とは大きく異なり、独特の柔らかさを活かしハンバーグなどに使われる肉です。

・『挽回』【ばんかい】
「失敗によって失われた名誉や評価を取り戻すこと」を意味します。

失敗したことによって遠ざかってしまった名誉や評価を再び引き戻して回復することを表します。

・『挽歌』【ばんか】
「死者に捧げる詩歌」を指します。

中国で葬式の時に棺が乗せられた車を引くものが歌っていた歌に由来します。

まとめ

「挽」には元の意味から派生した複数の意味があります。

熟語によって全く意味が変わるので正しく憶えておきましょう。

読み方
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