手へんに口耳で「揖」の読み方とは?簡単に解釈

手へんに口耳で「揖」の読み方とは? 読み方

手へんに口耳と書く「揖」は何と読みどんなん意味を持つのでしょうか。

今回は、「揖」の読み方と意味について解説します。

手へんに口耳で「揖」の読み方

「揖」の読み方は音読みでは「ユウ」「シュウ」「ジュウ」、訓読みでは「あつ?まる」「ゆず?る」です。

「揖」の意味や解説

「揖」とは、「あいさつする時に行う動作」「複数のものが一箇所に集まること」「相手にゆずること」という複数の意味を持つ言葉です。

元々はバラバラのものがひとつの場所に集まることを意味する言葉で人が集会を開いたり虫がたかったりなどする様子を表す時に用います。

中国では古くからあいさつの時に目の前で手を合わせて頭を下げる動作が行われており、胸の前に両手が集まることから「揖」にあいさつの時の動作という意味が生まれます。

そのような動作は礼を込めてあいさつする必要がある目上の相手に対して用いるものであり目上の人に対しては自分を下げ相手を高める謙譲が求められることから「ゆずってへりくだる」という意味で用いられている表現です。

「揖」の熟語での使い方や使われ方

・『揖礼』【ゆうれい】
「胸の前で手を組み頭を下げて礼の気持ちを示すあいさつの動作」のことです。

「拱手」と呼ばれる手を胸の前で組んで行う礼とほぼ同じ動きです。

・『揖揖』【しゅうしゅう】
「一箇所にたくさん集まるさま」を表します。

規則性や統一性が見られない群がるように集まる様子を表す言葉で、食べ物に虫がたかったり展示物に見物人が押し寄せたりなどひとつの場所に無秩序に集まりひしめきあっている状態に対して用いられる表現です。

・『揖譲』【ゆうじょう】
「あいさつしてへりくだること」を意味します。

相手よりも下であることを明らかにしそのように振る舞うさまを表します。

まとめ

「揖」は異なる複数の意味を持つ言葉に思えますが大元をたどると全てつながっているので本来の意味を正しく理解しておきましょう。

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