手へんに夫と書く「扶」は何と読みどのような意味になるのでしょうか。
今回は、「扶」の読み方と意味について解説します。
手へんに夫で「扶」の読み方
「扶」の読み方は音読みでは「フ」、訓読みでは「たすける」です。
「扶」の意味や解説
「扶」とは、「困っている人に手を差し伸べて力になること」を意味する言葉です。
苦しい状況にある人や困りごとを抱えている人に対して働きかけ良い状況になるように力を貸し改善させる行為を指します。
一般的には力の弱いものや経済力のないものなど生きる力が弱い人に大して力ある者が手を差し伸べて救う行為を意味する言葉として使います。
男が弱っている人の側に立ち手を差し伸べて力を貸す様に由来する言葉であり、相手の立場や状況を理解した上で共に歩む仲間として力を貸す行為に対して用いる表現です。
「扶」の熟語での使い方や使われ方
・『扶養』【ふよう】
「自らの収入だけでは生計が成り立たない家族や親族に対し生きていくのに困らないよう経済的な援助を行なうこと」を意味します。
簡単にいえば「養うこと」を表し配偶者や子供を自らの経済力で食べさせることを指す言葉です。
法律でも使われている用語で経済的に援助する者を「扶養者」遠慮される者を「被扶養者」といい、このような援助関係のことを「扶養関係」といいます。
・『扶持』【ふち】
「主君から家臣に対して与えられる俸給」のことです。
現代では「給料」「稼ぎ」に当たる言葉で自分が食べていくための稼ぎのことを「食い扶持」【くいぶち】といいます。
・『扶育』【ふいく】
「子供の面倒を見て育てること」を意味します。
小さな子供に食事を与えたり風呂に入れたりなど身の回りの世話をしながら経済的にも援助して養育することを指します。
まとめ
「扶」は様々な意味合いで使われる言葉です。
法律でも使われるので正しい意味と読み方を知っておきましょう。