手へんに窄と書く「搾」は何と読みどんな意味を持つのでしょうか。
今回は、「搾」の読み方と意味について解説します。
手へんに窄で「搾」の読み方
「搾」の読み方は音読みでは「サク」、訓読みでは「しぼ?る」です。
「搾」の意味や解説
「搾」とは、「中身を押し出すため圧力を加えること」を意味する言葉です。
物体の内部にあるものを外部へと押し出すために圧力を加える動作のことを「しぼる」といいます。
「搾」はしぼることを表す言葉で手に握りしめるようにして中身を押し出したり機械で押しつぶすようにして力を加えたりする動作に対して使います。
物体の中にあるものや含まれているものを移動させて外部に押し出してとる、という目的が限定された動作を表す言葉です。
同じように圧力を加えていても中身を取り出すためでなければ「搾」には当てはまりません。
基本的には手でしぼる動作に対して使う表現ですが機械化されて手の代わりに器具を使う場合も中身を取り出す目的ならそのまま「搾」という漢字を使います。
「搾」の熟語での使い方や使われ方
・『搾乳』【さくにゅう】
「動物の乳をしぼってとること」を意味します。
牛の乳をしぼって牛乳をとったりヤギの乳をしぼってミルクをとったりなど動物の乳をしぼってとる作業全般を表す言葉です。
・『搾汁』【さくじゅう】
「野菜や果実などをしぼって汁をとること」を指します。
果物や野菜を原料に使いジュースをとる作業を表す言葉です。
・『圧搾』【あっさく】
「強い圧力を加えて中身をしぼりとること」を表します。
人の手で握りつぶすのではなくプレス機で押しつぶすようなとても強い圧力を加えてしぼる作業に対して用いられる表現です。
まとめ
「搾」は特定の動作を表す言葉で使う場面はそれほど多くありませんが日常的に行う身近な動作なので正しい意味と読み方を知っておきましょう。