月へん(にくづき)に夜と書く「腋」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。
今回は、「腋」の読み方と意味について解説します。
月へん(にくづき)に夜で「腋」の読み方
「腋」の読み方は音読みでは「エキ」「ヤク」、訓読みでは「わき」「わきのした」です。
「腋」の意味や解説
「腋」とは、「体のうち胴体と腕をつなぐ付け根の下の部分」を指す言葉です。
腕と胴体をつなぐ接合部分のうち外側にある肩のちょうど裏側に当たる部分を指します。
手をまっすぐ下に下ろすと胴体と腕に挟まれる形になり皮膚と皮膚とが密着することから体温を測る際には体温計を挟みます。
関節の裏側にあたる部分は肉が薄く衝撃が伝わりやすいのですが「腋」も体の中では弱い部分に当たる人体の急所です。
第二次性徴が始まる頃になると発毛が始まりますが多くの文化圏において女性は「腋」に生えた毛を剃るのがマナーです。
「腋」と似た意味で使われる言葉として「脇」がありますが「腋」は人体の部位を指すのに対し、「脇」は中心部分の横を指す意味で使われる言葉であり人の体に以外にも使われます。
「腋」の熟語での使い方や使われ方
・『腋毛』【わきげ】
「脇に生える毛」を指します。
第二次性徴が始まるまでは発毛せず体の成長とともに発毛が始まります。
マナーとして処理されることが多く毛抜きで抜いたりカミソリで剃ったりするほか永久脱毛する人も多く見られるなどいわゆるムダ毛の代表です。
・『腋汗』【わきあせ】
「腋にかく汗」のことです。
腋の下にある汗腺は精神的な影響を受けやすいことから緊張状態になると発汗します。
・『腋臭』【わきしゅう】
「腋から発せられる不快なにおい」を指す言葉です。
いわゆるワキガと呼ばれるものはアポクリン汗腺と言う汗腺から分泌される分泌液が臭いの原因です。
体質的なものですが手術で改善します。
まとめ
「腋」は「脇」との使い分けがポイントです。
言葉の意味を正しく理解して使いましょう。