木へんに同で「桐」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

木へんに同で「桐」の読み方とは? 読み方

この記事では、「桐」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「桐」の読み方

「桐」の漢字の音読みは「どう・とう」で、訓読みは「きり」です。

木へんに「同」と書く「桐」は訓読みの通り、樹木の「きり」を意味する漢字なのです。

「桐」の意味

樹木の「桐」は、ゴマノハグサ科の落葉高木で高さは10メートル程度になり、薄紫の筒状の五つの花びらを持つ花を咲かせます。

材質は柔らかくて、軽く、吸水性が少ないことから箪笥や箱や楽器の琴などに利用されています。

また、この「桐」を図案化した「五三の桐」の家紋は有名です。

「五三の桐」における「五」は先に記した五つの筒状の花びらで、「三」は3枚の葉を示しています。

もともと、この家紋は皇室や時の権力者が使っていた由緒正しい紋章ですが、現在では広く一般の家紋とし使われています。

また、「桐」を使った熟語としては、「桐」の種類の「青桐(あおぎり)」や、それと同じ意味の「梧桐(ごとう)」などが挙げられます。

また、「アブラギリの種子から絞られた赤黄色の油」を意味する「桐油(とうゆ)」の熟語もあります。

この「桐油(とうゆ)」は、乾燥が速く、かつ耐水性があるので、日本では古くから桐油紙や番傘に塗る油として使用されてきました。

「桐」の例文や使われ方

・『私の家系は特に由緒正しいと言う訳ではありませんが、家紋は「五三の桐」です』
・『桐の箱に入った贈答品を頂くと、やはり高級な感じを受けます』

まとめ

「桐」の漢字は訓読みの「きり」で示される樹木の名称です。

軽くて、柔らかく、耐湿性があるので箪笥などの家具や、箱や琴等に、現在も使われています。

また、音読みの「どう・とう」は樹木の「きり」に関連する熟語として使われます。

読み方
シェアする
言葉の読み方辞典
タイトルとURLをコピーしました