木へんに奉と書く「棒」は何と読みどんな意味があるのでしょうか。
今回は、「棒」の読み方と意味について解説します。
木へんに奉で「棒」の読み方
「棒」の読み方は音読みだと「ボウ」「ホウ」で訓読みはありません。
「棒」の意味や解説
「棒」とは、「手で持てる程度の細長い形状をした物体の総称」です。
円柱や角柱などの立体のうち全体が細長く手で持って振り回せる程度の長さのものを指す言葉です。
具体的な基準はありませんが一般的には30cm ?180cm程度で手の平で握るこめる程度の太さをした細長い形状のものを「棒」と呼んでいます。
同じような形状の物体でも鉛筆やボールペンなど人が手で持つには短すぎるものや建築用の金属パイプなど取り回すのが難しいほど長いものは「棒」ではなく「棒」のような形状の物体という意味で「棒状」と表現します。
基本的にはまっすぐに伸びたものを指しますが折れた木の枝のような多少でこぼこでいびつな形でも全体がおおよそまっすぐであれば「棒」です。
とてもシンプルな形なので振り回して武器にしたり物を担ぐのに使ったりなど工夫次第でさまざまな用途に使えます。
まっすぐ伸びた様子から転じて「まっすぐに引いた直線」を指すときにも使います。
シンプルで飾り気がなくそっけない様子から「抑揚がなく一本調子であるさま」という意味でも使われる表現です。
「棒」の熟語での使い方や使われ方
・『警棒』【けいぼう】
「警備や警護に使う棒」を指す言葉です。
護身や捕縛を目的とする手持ち武器の一種で30センチ程度の短い棒を振り回したり押し当てたりして使います。
警察官や警備員が装備しています。
・『棒術』【ぼうじゅつ】
「棒を武器にして戦う武術」です。
身長程度の長さの棒を使うのが一般的ですが流派によって棒の長さはまちまちです。
・『金棒』【かなぼう】
「武器として使う金属製の棒」を指す言葉です。
鬼が持つトゲのついたものが有名ですが飾り気のない真っ直ぐなものも含みます。
まとめ
「棒」はとても身近なものを指す言葉です。
同じ形状でも長さや大きさによって当てはまるかどうか分かれるので言葉の意味と定義を知っておきましょう。