木へんに契で「楔」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

木へんに契で「楔」の読み方とは? 読み方

木へんに契と書く「楔」は何と読むのが正しくどのような意味なのでしょうか。

今回は、「楔」の読み方と意味について解説します。

「楔」の読み方

「楔」の読み方は音読みだと「セツ」「セチ」「ケツ」「ケチ」「カツ」「カチ」、訓読みだと「くさび」「ほうだて」です。

「楔」の意味や解説

「楔」とは、「一端が薄くなるような形をした木や金属の欠片」を指す言葉です。

一方の端が厚くもう一方の端が薄くなる形状をした木片や金属編のことで、割れ目に打ち込んでヒビを大きくしたり隙間に打ち込んで抜け落ちないようにしたりするのに使います。

人と人との間に亀裂を入れ仲違いさせることを「楔を打ち込む」と表現しますが、離れないようにつなぎとめるというまったく正反対の意味で「楔になる」という表現もあります。

「楔」の熟語での使い方や使われ方

・『楔石』【くさびいし】
「アーチ状に積み上げられた石の頂点でつなぎとめる役割を果たしている石」を指す言葉です。

レンガや石を積み上げて作ったトンネルは全体がカーブを描いたアーチ構造です。

石積みのアーチはセメントなどで固定されているものもありますが構造としてはセメントのような接着がなくても崩れず自立します。

構造を支える要になっているアーチの頂点中央部の石が「楔石」です。

・『楔状』【楔状】
「楔のような形」を意味します。

全体が V形をしている楔のような形のものを指す言葉です。

形状を表す言葉なので実際に楔として使われているかどうかは関係ありません。

・『楔形文字』【くさびがたもじ】
「メソポタミア文明で使用されていた人類史上最古の文字」です。

文字の形状がくさびに似ていたことから名付けられた名称です。

まとめ

「楔」は機能や役割だけでなく形状からもさまざまな熟語に使われています。

慣用句としても広く使われている言葉なので正しい意味を知っておきましょう。

読み方
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